RETURN

久しぶりだね

たまたま立ち寄ったコンビニで

声をかけられた

自転車から降りて振り返ると

懐かしい顔があった

卒業してから何年が経つだろうか

あの頃より大人びた顔が目に映った

ほんと、久しぶり

元気だった

今、何してるの

笑顔で、本当に懐かしげに

なんでもないような会話をする

冬の寒空の下で

コートを羽織って

本当にどうでもいい会話

何年ぶりかに会った人は誰でもするような

何の変哲も無い会話

そんな言葉でもうれしかった

大変だね

こっちも大変なんだよ

休みとかほとんどないし

学生に戻りたいな

もう社会に出た大人になった姿は

どこか凛々しく見えた

少し尊敬した

たまたま休みだったけど

家でゴロゴロしてただけ

ちょっと外に出てみようかなって思ったの

コンビニにいた理由を話してくれた

特に意味は無かった

ただ長く話したかっただけ

もう、そろそろ帰るね

バイバイ

そう言って帰っていった

その姿を見つめていて思った

アイツ、あんなに小さかったっけ

自分の身長はあれからほとんど変わってないはず

なのに後姿を見てこう思うのはなぜだろう

最後に手を振ってくれた

手を振り返した


想い出は永遠に思い出

胸の奥に仕舞っておくのが思い出だ

あとがき

これをネタにしてからかうんじゃねぇぞ
実体験30%妄想60%その他(何なんだ?)10%
で作った恥ずかしいモノ

っていうか、1年位前の話。

 

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