you
いつの間にか当たり前になっていた
君が隣にいることが
僕はいつも君の隣に座っていた
君は何も言わず僕が隣にいることを許してくれた
僕はそれが一番うれしかった
気付けば君がなくてはならない存在になっていた
君も僕がなくてはならない存在になっていた
そんなお互いの想いを
嘲笑うかのように
運命は二人を引き離した
静かに歯車は廻りだした
僕はわからなかった
君がいなくなるなんて
わからなかったけど
今まで僕を照らしてきた
大きな太陽がなくなったみたいに
真っ暗の闇に覆われた
泣いていた
僕は君がいないことに
泣いていた
泣くしかできなかった
泣いて
泣いて
泣いて
もう涙は出なかった
きっともう枯れてしまった
僕は歩いた
目的もなく歩いた
たぶん
君を探しに行くんだろう
手がかりなんて何もない
でも何もしないよりは
ましだと思った
君の声が聞こえた
暗闇のなで君の声が聞こえた
姿はなかった
でも確かに聞こえた
君は僕に言った
私はいなくなった
でも探さないで
きっと見つからないから
でもね
私は
あなたの心の中に
ずっと
ずっと
いるから
泣かないで
私も
寂しかった
怖かった
でもね
私の心の中にも
あなたがいるの
それがわかったから
まだ生きてるの
だから
もう泣かないで
寂しくなんてないから
怖くなんてないから
夢だった
君の声が聞こえたのは
夢だった
また涙が出てきた
枯れたと思ってたのに
その涙は
悲しみでも
寂しさでも
怖さでもなかった
僕には暖かすぎる涙だった
あとがき
こんにちわ、神龍です。
これが3作目(実質4作目)になります。
この「君」と「僕」
あなたはどんな関係だと思いましたか?
恋人同士?友達?
ありがちですが
答えはありません。
もしかしたらこれを読んで感じたままのことが
一番正解に近いのかもしれません。
内容的には満足していますが
やはり自分自身の文章力のなさのため
反復的な表現が多すぎます。
でも、なんとなく気に入ってる作品です。
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